RPAとは
RPAとは、ホワイトカラー(事務系の職務一般)の一部作業を自動化し、業務効率化に貢献するツールのことです。
「特定のファイルを開く」「情報を読み取る」「転記する」など、ロボットに一連の動作を記憶させることで、普段膨大な時間を費やしている定型業務を自動化できます。
RPAは記入漏れなどのヒューマンエラーを防ぐことができる、単純で時間のかかる作業から解放されるなどの様々なメリットがあります。
エクセル業務における
マクロ(VBA)とはどのように違うのか
RPAはエクセルに最初から搭載されている自動化機能のマクロやVBAとどう違うのでしょうか?
最大の違いは、RPAはプログラミングが不要で、ITについての素人でも簡単にシステムが組めることです。
また、RPAの方がエクセルを超えた幅広い処理が可能という点も違いとして挙げられます。
マクロはエクセル限定であり、マクロのプログラミング言語であるVBAも、他のマイクロソフトオフィスなど外部機能と連携できますが、やはり範囲は限定的です。
その点、RPAはより幅広く業務を自動化することが可能。ダイレクトメールの送信、簡単な内容のメールへの返信なども行えます。
エクセル業務に役立つRPAツールの例
簡単なエクセル業務なら、RPAツールに任せることで自動化が可能です。
ここではエクセル自動化に役立つRPAツールとして、「Winactor」「Bizrobo!」「batton」を例に挙げて紹介します。
Winactor
https://www.youtube.com/watch?v=d1sWUkQcfrg
「Winactor」は国内シェアNo.1のRPAツール(2019年10月時点公式サイトより)で、小規模からでも導入が可能な点が魅力です。
エクセルに情報をルール通りに記入したり、できあがったレポートのプリント実行、さらにはマクロによる計算結果を他システムに登録するなど、Winactorでエクセルの付随作業を自動化することで大きな効果が得ることができます。
BizRobo!
https://www.youtube.com/embed/EIlvJ_epmxo
一方「Bizrobo!」はコスト面ではWinactorより高いものの、複数のロボットを並行して運用が可能なため、より大規模な企業向けのRPAツールとなっています。
ある企業はバックオフィスの従業員が月に5割をエクセル業務に費やしていると知り、Bizrobo!を導入。細かいエクセル作業やそれに付随する動作を順々に自動化していき、大きな効果を上げたという成功事例も報告されています。
batton
https://www.youtube.com/watch?v=-JDWSTgg5bs
AIを搭載したクラウドタイプのRPAツールです。クラウドとAIを組み合わせることで、一台の端末だけではなく、複数の端末、さらには他社のデータ等も活用でき、業務効率化をもたらします。
クリック、入力、計算、コピペ等を行えるのでExcelの作業ももちろん対応可能。
1つのアカウントで時間を指定して使い分けたり、会社と自宅、支店等で使い分けることもできるなど、アイディア次第で様々な形での運用が可能なRPAツールとなっています。
まとめ:Excel業務を効率化させるRPAツールの選び方

生産性の向上に役立つRPAツールですが、製品によって得意不得意があります。特徴を理解する前に導入すると、思ったように効果が得られず失敗することも…。
RPAの導入を検討する前に、どんな使い方をするのかといったRPAツール導入の目的を、細かく決めることをおすすめします。
ここではRPAツール導入にあたって継続的にコンサルティングしてくれる、おすすめの会社を3社紹介。
業務の特徴ごとに導入しやすい製品をまとめているため、是非ご覧になってください。