データ集計をシステム化させるポイント
多くの企業がデータ集計にエクセルを使っていることでしょう。
エクセルは非常に便利なツールですが、売上集計や会計精査等、データが膨大になればなるほどファイルは重くなり、管理作業は煩雑になります。
データ集計のシステム化は、エクセルを扱う様々な弊害から企業を救います。
データ集計をシステム化させることで、マクロなど難しい設定が不要になり、自動で高機能な集計が行われ、手作業による負担とミスが大幅に軽減。
また、データを一元化、かつ見える化することで、メール等による修正やコメントの手間が省くことが可能になります。
データ集計効率化の「BIツール」とは
BIツールとは、データ集計作業における大幅なコストカットを実現できるデータ集計ツールです。異なるファイル形式であっても、同じ項目のデータを読み取る機能が備わっており、エクセルより高度な集計が可能となっています。
BIツールは大企業を中心に普及が進んでいますが、企業の中でBIツールを使えるのはわずかな担当者のみである場合が多いという結果も報告されています。
末端で作業する従業員としては、まだまだエクセルの方が使いやすいという印象が強いのでしょう。
データ集計効率化システムの実例を紹介
データ集計をシステム化した実例を見てみましょう。
Lakeel

https://bi.lakeel.com/products/outline/
Lakeelは専門家やプロに頼ることなく、集計からデータの抽出・分析まで自分たちで行うことができる「セルフサービスBI」と呼ばれるサービスです。
多様なデータ形式を1つのシステムにまとめることができ、エクセル感覚で操作が可能なのも魅力です。
延べ30万人にも上る社員の人財データベースの分析においてLakeel BIを導入したところ、1日がかりだった作業が1時間に短縮された事例も報告されています。
xoBlos

https://www.xoblos.com
xoBlosはExcel、CSV、XML、DBなど多様なデータを取り込み、ワンクリックで新しいエクセル表を作成できるツールです。
既存のエクセル業務を活かしつつ、データ集計から帳票作成までワンクリックで行えます。慣れ親しんだエクセルの操作はそのままに、データ集計と抽出における煩雑さを大幅にカットできるのが特徴です。
まとめ:データ集計作業における、エクセルの「存在感」

データ集計効率化の代名詞のように脱エクセルが叫ばれていますが、実際のところ日本企業の社員が最も親しんで使っているソフトがエクセルであるという事実は簡単には変わりません。
システム化が先行しすぎると、社員にストレスを強いてしまい本末転倒です。
業務改善を目指すのであれば、いかに既存のエクセル環境を活かすか?という視点を忘れないようにしましょう。