そもそも生産性の向上とは
生産性向上とは企業が持つ経営資源を有効活用することで、費やす資源(インプット)を最小にしながら得られる成果(アウトプット)を最大化する取り組みのことです。インプットとアウトプットの比率が「生産性」です。
生産性を向上するためには教育・研修による労働者の能力やモチベーションのアップ、採算・不採算部門の整理、業務見直しによる無駄の排除などがあります。
したがって、業務効率化は生産性を向上するための施策の一つと言えます。
生産性向上の成功事例
作業工数大幅減で現場から楽になったという声
(日立製作所)
- 導入ツール:xoBlos(ゾブロス)…業務効率化ツール。エクセルを活用しながら処理スピードは30倍以上で外部プログラムも実行できる。
巨大企業ならではの課題として各ビジネスユニットごと方法が異なる実績集計・管理業務の取りまとめ業務に困っていたと言います。
全社的システム構築はコストがかかるためエクセルが活用できるxoBlosを採用。
導入後は現場からは集計作業の負荷が減り楽になったという声が上がってきました。
調達上の改革の一環で始めたものですが作業工数7割減の成果は生産性向上に大きく貢献しました。
参照元:xoBlos(ゾブロス) https://www.xoblos.com/case/株式会社日立製作所様/
機器の稼働状況を見える化し生産能力が向上
(金剛ダイス工業)
- 導入システム(IoT)…ファクトリー自動化システム開発のアイレス電子工業とわかやま産業振興財団が共同開発したインターネットを活用した生産性向上システム。
多種超硬合金製品やヘッダー部品の製造を行うこの会社では一部工程での生産スピードが遅いことで全体の生産能力が落ちることが課題でした。
IoTシステムの導入により放電加工機電源プラグにセンサーを設置し機器の稼働状況を見える化することに成功。
その結果、人員配置や作業者のスキル向上が適切に実施されるようになり稼働率が約20%アップしました。
参照元:[PDF]関西経済連合会 http://www.kankeiren.or.jp/iot/pdf/iot26.pdf
まとめ:生産性向上成功の道筋はいくつもあるが…

最小の投資で最大の成果を出すための生産性の向上は企業にとって永遠のテーマです。
解決方法には人事や組織改革、設備の変更など様々ありますが、業務効率化ツールの導入で無駄が無くなれば生産性向上にも大きく影響します。